本部半島の美ら海水族館で有名な海洋博記念公園北隣に、フクギの大木を防風林に使っている備瀬集落が有ります。
海岸沿いに約二百数十の家が並び、その道筋の両側にまっすぐ伸びた大きなフクギの並木。 フクギはオトギリソウ科の木で、フィリッピン原産の常緑広葉樹で沖縄県が北限。
県内には、約500年ぐらい前に東南アジアから移植されたということで、防風林として沖縄各地の集落を風、潮などから守ってきました。
その中でも、備瀬の並木は規模も大きく立派。
中には樹齢300年以上と推定される物もあります。 無料の駐車場があり、そこがコースの出発地点。
コース案内に沿って歩き始めると、真っ直ぐに空に向かって高々と伸びたフクギで日光がさえぎられ、薄暗くなった道が続きます。道に木洩れ日が差し込んで光の模様をつくり、心地よい風に吹かれてのんびり歩く気分は時間さえ止まった様に感じられます。
いくつもの交差した道に出会いますが、どの道も間違って入っていったら迷子になりそうな、同じような道。フクギの向こうに見え隠れする民家も、この雰囲気に合っているように思えてきます。
最近では食事所やカフェ、宿泊施設もできて、少しづつ観光地化されてきているのは時代の流れで致し方ないのでしょうが、この静かでのんびりした雰囲気は無くして欲しくないものです。
駐車場の所に看板があった水牛車(たまには馬車)を頼んで回っても、又違った雰囲気が味わえそうで良いかもしれません。電話をすると来てくれます。
交通 | 那覇空港から約97km (沖縄高速利用で約110分) |
---|---|
駐車場 | 駐車場有り・無料 |
周辺施設 | 休憩所・売店・トイレ | 住所・連絡先 | 沖縄県国頭郡本部町備瀬 0980-44-3232 大宜味村役場 |
関連サイト | 大宜味村オフィシャルサイト |