沖縄のシークァーサー・Okinawa Shikuwasa

沖縄の果物タイトル画像
シークァーサーはミカン科の植物の実で、沖縄を中心に原生しています。皮が緑色で熟していない間はかなりすっぱいですが、黄色に熟したものは適度の甘味と酸味があります。沖縄ではポピュラーな果物の一つで、普通のみかんを「コタツミカン」とわざわざ呼ぶほどです。

シークァーサー(ヒラミレモン)

シークァーサー・シークワーサーシークァーサーは酸味も強いので、沖縄で昔から果実を絞ってジュースにしたり、泡盛に絞っていれたり、色々な料理を食べるときにかけたり、おしょうゆ・わさびと一緒に混ぜて使ったりして、他県の「ゆず」や「レモン」のように食材として使われてきました。
これもオレンジ色に色づいてきたら食べごろで甘みも出てきますが、調味に使うには青いままでも大丈夫。

 シークァーサーの生産時期は8月中旬~10月、果物として食べるものは1月中旬~3月くらいです。
 シークァーサーを使った飲み物も多種多様で、ファンタなどの清涼飲料、ビール、焼酎など。そのほかに絞っただけの100%のものなど、いっぱいあります。観光地などで小さな瓶に入った100%のシークァーサー液を買って、レモン代わりに使ってみるのも独特の香りが楽しめてお勧めできます。

シークァーサーを利用した飲物達

シークァーサーの身体に良さそうな事


シークァーサー 成分表-100g中-
日本食品標準成分表より
カリウム 180mg マグネシウム 15mg
カルシウム17mg ビタミンB1 0.08mg
ビタミンB2 0.03mg カロテン 89μg
ビタミンC 11mg    
★他の果物に較べて「ノビレチン」や「タンゲレチン」と言われる成分が多量に含まれていて、これらは血糖値の上昇を抑えたり、血圧降下作用があることが分かりテレビで取り上げられてから、全国的にも有名になりました。 最近ではマウスの実験で、がん細胞転移に対してもノビレチンが有効であるとして研究が進められているようです。
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