シルミチューは新鮮な祈りの場所です。
沖縄には、何箇所かに開闢伝説が伝わっています。 共通点としては男女2人の神様が島に立ち降りてきて、それから琉球の人々が増えていったというようなもので、本島ではアマミキヨ(アマミク、アマミチュー)、シネリキヨ(シルミチュー)などと呼ばれる神様という事になっています。そしてこのシルミチューは、二人が居住地にした場所だと言い伝えられている場所です。

ここシルミチュー霊場の場所は比嘉集落の南の小高い場所にあり、車で行くと道の突き当たりに駐車できるくらいのスペースがあるので、そこに車を止めてから百余段の階段を登って行く事になります。

階段の上には鍾乳洞があり、そこに2人の神が住み子供をもうけたという伝承が伝わっていて、今でも年頭拝みには比嘉集落のノロ(神様に祈る人)が海浜から小石を一個拾って来て洞穴内に置いてある壷に入れて拝み、この日には浜比嘉島以外からも多くの人が参拝に訪れています。
ちなみに特に子宝に恵まれるようにとか安産祈願など、女性の祈りにご霊験あらたかなようです。→