久高島(2)

本島南部にある神の島です。

伝統文化の継承は、難しくなってきています。
北側の道路沿いに行けば、この島にあるガー(井戸)やウタキ(拝む所)が点在しています。
港から進んでいくと、漁港の横を通りぬけてイザイガーと呼ばれている井戸につながる道の入り口に出ます。



以前は階段を下りて行けたのですが、今回もそのつもりで降りてみると、階段は崩れて傾き、その先は壊れて行き止まりになってしまっていました。
この島にとって、大切な場所だったはずなのに…

ちょっとがっかりして、他にもあるガーの所にも行ってみましたが、他の所は以前の様子を保っていたので、ちょっと安心。

そのまま進むと、聖地クボーウタキの入り口にたどり着きます。男子禁制の立て札があり、入るのは少しはばかられますが、以前にもちょっとだけ覗いた事が有るので 、今回も失礼してクバなどの木々が生い茂った薄暗い森に入っていくと、やがて光にあふれた広い場所に出ます。
先客がいて、ユタとおじさんがウタギにお祈りをし、それを遠くから見ている若い女性の3人が、周りの雰囲気に溶け込んでいました。

ここは、久高の年に30回近く行われる神事の大切な場所でもあります。
シンとしたバイブレーションに包まれた、この小さな島の中とは思われない緑深い環境は、神が降りるとしたらこんな所だろうと思わせるのに充分な環境です。
この島は、沖縄の他の島とは異なった伝統があり、琉球王朝からも重く扱われて来ました。 過去、特産物のウミヘビ(イラブー)や耕作地の権利はノロが一括して持ち、数多い神事を今にいたるまで伝承してきている貴重な島です。
久高島クボーウタキ
久高島クボーウタキ2
久高の宿泊施設

交流宿泊施設というような名前が書いてあり、聞いて見たら宿泊できるとの事。一泊3500〜4000円で素泊まり。食事は港の食堂でとの事。ちょっと高いような気がしますがそんな所なのかも知れません。

民宿西銘 知念村字久高231-2
098-948-2294
民宿にらい荘 知念村字久高231-2
098-948-2292 
12年に1度、新たに神女となる者を集団に迎える儀式、イザイホーは、残念ながら伝承を続けることができるかかどうか、むづかしい状況です。貴重な伝統が失われてしまう事は、とても悲しい事だと思います。 
それは時代の流れとして仕方がないと簡単に割り切れる問題でしょうか・・・

単に観光に終わらず、より深く沖縄を知りたいと考えている方には、ぜひ一度訪れてほしい島です。


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