波上山三光院 護国寺
Naminoue-Gokokuji

護国寺

護国寺入口  波之上宮のお隣にある波上山護国寺は、波之上宮よりちょっと地味な存在ですが沖縄に現存する一番古い寺院と言われており、薩摩の頼重と言う僧が察度王の時代正平23年(1368)に真言宗の布教のために創建したと言われ、当初のご本尊は虚空蔵菩薩で、愛染明王も安置されたと伝わっています。(琉球国由来記) 
17世紀、薩摩の侵攻によりかの地で信者が多かった真言宗の寺院である事もあり、護国寺は琉球真言宗の頂点に。琉球王の勅願寺として栄えていたようで、琉球王朝末期には外国人接見用の建物としても利用されていました。
先の大戦でほぼ壊滅しましたが、現在の本堂、納骨堂、書院は昭和50年頃に、庫裡は昭和60年に、山門と護摩堂は平成6年に建て替え、今の形になりました。
護国寺本堂他
 
交通 ユイレール旭橋駅から約1140m. 徒歩約15分前後
駐車場 有り
開門時間 本堂参拝: 6:30~18:30
寺務所: 8:00~18:30
葬儀や法事、特別行事などの時を除き、年中いつでも参拝可能。 毎月第一、第三日曜日午前10時より第一日曜日法話、第三日曜日は写経・写仏・阿字観(瞑想)など。500円
護摩祈祷法会(毎月28日:9:30~11:00)
住所 波上山三光院 護国寺 沖縄県那覇市若狭1-25-5
問合せ先 電話 098(868)1469
オフィシャルサイト http://w1.nirai.ne.jp/njm/index.html

波上山護国寺の今

 現在真言宗高野山派に属しており、ご本尊は聖観世音菩薩は昭和27年兵庫県の月輪寺より寄贈されたもので、鎌倉時代(建久年間)の作と伝えられています。(護国寺オフィシャルサイトより)
本堂の中には自由に入る事が出来て、いつも何かの願い事をしに来ているおばさんたちが、熱心に仏様を拝んでいます。
観世音菩薩、大日如来、不動明王、を始めとする仏像もなかなか立派で見ごたえがあり、至心にお願い事をしたら仏様がかなえてくれそうな気分にさせてくれます。
護国寺内部ベッテルハイム記念碑 最近真言宗独特の瞑想法阿字観等の講習会なども始めていて、本来のお寺としての機能を持ち始めている、沖縄では数少ない場所でもあります。

境内にはテンペストを始め、いくつかの小説にも登場するイギリスの宣教師であり医師のベッテルハイムがこの地に住んでいたので大きな記念碑が建っています。
その塔の近くには、大戦中米潜水艦に撃沈されて死んでいった疎開児童700人の霊を弔う小桜の塔も有ります。

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関連情報 波之上宮 孔子廟 若狭界隈
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