波之上界隈(2)

那覇にある護国寺、孔子廟、福州園など

近くにあるステーキ屋街も行ってみてくださいね。
護国寺
 そのお隣にある波上山護国寺は、波之上宮よりちょっと地味な存在ですが、沖縄に現存する一番古い寺院と言われており、薩摩の頼重と言う僧が察度王の時代正平23年(1368)に真言宗の布教のために創建したとされています。
 かつては琉球王の勅願寺として栄えていたようで、現在も真言宗高野山派に属しており、本堂の中には自由に入る事が出来て、いつも何かの願い事をしに来ているおばさんたちが、熱心に仏様を拝んでいます。
大日如来を始めとする仏像も立派で見ごたえがあり、しっかりお願い事をしたらかないそうな気分にさせてくれます。

 境内には、明治初期にキリスト教布教のために来日した英国宣教師ベッテルハイムの記念碑が大きく建っており、その近くには大戦中に米潜水艦に撃沈されて死んでいった疎開児童700人の霊を弔う小桜の塔も有ります。


福州園

この他にも周辺には中国庭園の福州園もあり、都会の中にありながら周囲とは隔絶された空間を作っています。前出の渡来人の方々が琉球に帰化した人達が住んでいた所で、このような歴史から中国福州市と那覇市とが姉妹都市提携をした際、記念としてこのゆかりの地に、この庭園を1981年に建設しました。入園料は300円ですが、充分金額以上に楽しめる内容です。


波之上宮の前の通りを隔てたエリアの奥は辻と呼ばれている一帯で、以前遊郭が栄えていたようです。現在ソープランドやファッションホテルが並ぶ通りも有りますが、いくつかの大きな料亭もあり、琉球料理や琉舞を楽しませてくれます。

 昔から旧暦1月20日辻遊廓の豊年祈願と商売繁盛を願って女性達が遊廓を出て、ジュリ馬ジュネー(行列)で身体の前に木で出来た馬の形の板をつけて、ユイユイユイの掛け声で踊り、この時両親と互いの姿を確かめ合ったといわれています。
1989年に公娼制度を認めるものとして女性団体から反発されて中止されていましたが、2001年に12年ぶりに復活しました。

又、この付近にはステーキ屋さんが集まっているエリアもあり、戦後のAサインの時代の雰囲気を残しているお店も健在です。

と、このように見所の多い波之上宮周辺ですが、街並み自体も面白いので散策も良し、隣接する若狭公園も広い敷地で海を眺めながらのんびりするにも向いているので、那覇で時間が取れたら是非立ち寄ってみる事をお勧めしたいです。

護国寺正面
護国寺本堂護国寺脇佛

孔子廟
ここから出て、少し那覇の街よりに戻ると、孔子廟があります。
 孔子様について少しだけのべると、春秋時代の思想家で、世界「四聖」のひとり。没後弟子達によりその教えが『論語』としてまとめられ、儒学という学問の基になったそうです。
 那覇の旧久米村は1300年の終わり頃、琉球王府が、中国の文化を取り入れようと帰化させた久米三十六姓と呼ばれる渡来人が住んでいました。
後、彼らは琉球王府に大きな関わりを持つエリート集団として存在し、その心のより所として孔子様や四賢人とよばれる神様をお奉りする所を王の許可を得てつくったようです。
その孔子廟は、場所も現在とは異なり、戦火で消失して再建が不可能となりました。
1975年に久米崇聖会の方々が現在の場所に廟を再建して、以前の久米孔子廟跡地には孔子銅像と碑が建立されています。
 正面の入口は閉じられていますが、右の入口から入る事が出来、無料で拝観できるようになっています。
孔子廟正面
孔子廟

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2006年1月更新
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