空港から那覇市街に向い、明治橋の先を右に曲がると那覇インター方面に向かう環状道路(329号線)にでます。そこを少し行くと那覇大橋があるので右折。左手には小禄高校が見えますが、このすぐそばにこんもりとした小さな森が有りますが、これがガーナムイです。
ガーナムイ(森)伝説
那覇を流れる国場川は昔はもっと広くて、現在ラムサール条約で指定されている漫湖あたりも広々した川の流れのなかに小島が点在するとても風光明媚な場所だったようです。
琉球王朝尚敬王の時代、このあたりに暴れ者の怪物が出没して周辺の村人を困らせていました。
怪物は北に向って来て、真玉橋あたりの集落にも被害が及びそうになったとき、天の神様が怪物を退治するために岩を落します。
とても大きい怪物は、それでも一つ目の岩ではとめる事ができず、二つ、三つと落とすと尻尾にあたり、ようやく動きを止める事ができました。
それでも口から魔風を吹きだし暴風などで付近の人達に迷惑をかけ続け、これに困った真玉橋周辺の人達はこれを防ぐためにシーサーをつくり集落の端に祀りました。
これが今でも残る
イリヌシーサーです。(別ページで紹介します)
それ以来、怪物の魔風による被害も収まって、以前のように平和に暮らせたそうです。
そして、月日がたつとやがて怪物は現在のガーナムイと呼ばれる森になりました。
以前は国場川の中の小島でしたが、埋め立てが進み市街地の中に取り残された場所なので、周囲には食事所などが立ち並び、その駐車場に車を止めて一回り。
この森に入る道は一箇所しかなく、小さな公園の先からブロックで作られた見つかりにくい道を登ります。
たいした高さは無いので木々の間を抜けたらすぐに到着。立派な御嶽の石碑が立っていました。

今では聖地として拝みに来る人も多いようです。
多分ここからの下を見る景色もなかなかのものなのでしょうが、残念ながら木々に邪魔されてそれは楽しめませんでした。
那覇の便利な場所にあるので、興味のある方なら気楽に寄れる場所です。ここに来て埋め立てされる前の那覇に思いをはせてみるのも良いかもしれませんね。
