I don't say goodbye. Because it is in my mind.
このお店のジュークボックスには、アメリカの良き時代のポピュラーソングのレコードがいっぱい詰まっていました。
コニーフランシス、ニールセダカ、ママズ&パパズ、カスケーズ、パットブーン。そしてここでしか聞けないロード・トゥ・ナミノウエという曲。何年か前に故障してついに直りませんでしたが 、そこにあるだけで懐かしい曲が聞こえてくるような気がしました。
入り口にある、今までこの店がメディアに紹介された時の写真や、有名人と呼ばれる人達が来店した時の記念写真。その中には、オーナーが笑顔で写っています。
店の前の料理サンプルも、私が来たときと同じようにガラスケースの中に並んでいます。
でも、近くにあったジャッキーステーキハウスというお店は何年か前に移転してしまい、もう有りません。
近くの空き地だった所には、建物が出来ておしゃれなクラブだなーと思っていたら、今回見てみると違う風俗店になっていました。
ステーツサイズは約半世紀にわたって那覇の街を見続けてきました。
きっとピカピカのオープン当初は、元気が良いアメリカーの軍人で店がいっぱいだった事でしょう。
やがてベトナム戦争が終わり、その頃は客層も地元の人が中心だったに違いありません。
最近は、その中に観光客の姿も多く見られるようになって来ました。
多くの事象が変化する中、その店の外観、そして店内は、ほとんど変わらないで有り続けました。
沖縄では今もアメリカ軍の基地が残っていて、しかも機能強化されていこうとしています。
そのために起こる事故や事件も後を絶ちません。
県内では頻繁に大戦当時の不発弾処理のための規制が行われています。
こんな戦争の影響は、いまだに沖縄のなかにありありと残っているのに…
5月いっぱいで、このお店はなくなってしまいます。 これも時の流れの中で致し方ない事なのでしょう。
ステーツサイズが無くなったら、今度は誰がこの沖縄の変遷を見続けるのでしょう。
私達沖縄に住む者達が、これからの沖縄を見続ける責任があることを改めて感じます。
きっと平和な基地の無い沖縄が実現できる時に、このお店は帰ってくるかもしれませんから…。
関連情報:ステーツサイズが閉店(1) ステーツサイズ 皆で決める沖縄の食事より
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