親川は御殿山からほど近い、現在は商店街になっている並びにある公園の中に有ります。
天地開闢の昔、御殿山に降りた天女が出産のための産湯にここの湧水を使ったという言い伝えがあり、琉球王朝時代には東御廻りや久高参詣の時に、聞得大君にお水撫での儀式を行った場所でもあるようです。 ここ親川で汲んだ水を器にあけ、中指でその水を額に撫で付ける儀式で、これにより天女の霊力を得ると言うこと。
琉歌にも「与那原の親川に あまくらがいちゃうん あまくらやあらん 思姉おすじ」と歌われて、冷たい水がいつも湧き出る親川の泉は、古来より人々の崇拝を集めた霊所であったということです。
現在は残念ながら、湧水を確認することはできませんでしたが、拝所として拝みに来る人は少なくないようです。
親川 | ||
---|---|---|
交通 | 那覇空港から14km約26分 | |
駐車場 | 数台無料 | |
住所・問合せ | 沖縄県島尻郡与那原町与那原556 電話 098-945-0611 |