テダ御川は、東御廻りの御嶽でも珍しく海沿いにあります。
南城市知念知名崎の海岸にある泉で、もちろんテダ(ティダ)は太陽のことですが、琉球国王のことも畏敬の念をこめて、こうと呼ばれていました。
国王や聞得大君が久高島を参拝する途中、ここにたちより豊かに湧き出る湧水を飲んで休息をとり、以降の旅の無事を祈ったと言うことです。
残念ながら、昭和のはじめに近くの知名グスクから採石したために湧水は枯れてしまったということですが、聖地としては昔と変わらず、今でも参拝に来る方も多いようです。
(右画像はクリックで拡大可能。)
知念崎の灯台から降りてくることもできますが、最近は331号の脇に広い駐車場もできたので、ここに車を止めて海沿いの道をぶらぶら歩いていけば辿りつけます。
他の東御廻りの聖地と違い、太陽がいっぱいの下沖縄らしいブルーの海沿いの道を行くことができるので、さわやかな気持ちになれるかも。