ロマンチックな名前の月代宮。その名前は始めて琉球三山を統一したと言われる第一尚氏の守護神、月代という神の名前をいただいたものだそうで、その本殿の奥裏に上グスク(佐敷グスク)という御嶽があり、東御廻りのひとつになっています。
尚巴志がここに城を築いて居城としたそうで、1979年に佐敷町教育委員会による発掘調査で多数の柱穴が見つかり、中国製青磁碗や鉄・青銅製品、玉類なども出土しました 。
現在の月代の宮は、尚父子を含む八体を合祀し、明治時代に建立されたものですが、一帯は聖地らしい静かな雰囲気を醸し出しています。