沖縄に基地はこれ以上いらない

普天間基地と辺野古の建設中新基地

沖縄県には土地の約14%を占める米軍基地があります。これは日本にある米軍基地の70%にも相当します。そして日米地位協定という不公平な協定があるがゆえに、毎年米軍やその家族が起こす事件が起きています。 そんななか、2004年8月14日に普天間基地所属のヘリコプターが沖縄国際大学に墜落しました。幸い人的被害は出ませんでしたが、民家の密集する地域での事故は、一歩間違ったら大惨事になっていたはずです。そこから問題点を探っていきたいと思います。

もしあなたの住まいのすぐ近くにオスプレイを常駐させる米軍の飛行場があり、毎日不眠になるくらいの轟音にさらされて、たまに事故を起こしていると考えてください。
それでもあなたは、日本全体のためだから自分達が犠牲になるべきだと言っていられるでしょうか。この単純な話が問題の原点です。


大学にヘリコプターが落ちた。

そして、占領軍意識の強い米軍側は、大学構内に強制的に立ち入り、立入禁止エリアを設定。日本人が近づけないようにしました。
沖縄国際大学に減りが落ちたときの状況 沖縄も日本です。そして日本は独立した国のはずです。
しかし、米軍は沖縄を独立国家の一部として見ていないような対応でした。 先日の新聞社によるアンケートでは、県民の90%以上の人達が、普天間基地はいらないと言う結果が出ました。そして県内移設に賛成する人たちはごく一部です。
住民の意思を尊重するのが民主主義の基本であるはず。その最低限の事が守られていないのが沖縄県です。
米軍がヘリの残骸を回収した。 しかしながら良く考えてみると沖縄は日本の縮図で、これらは沖縄県だけの問題ではないはずです。確かに尖閣諸島はじめ、日本の領土防衛は大切だということもわかります。だからといって、沖縄県だけが戦後継続して過重な基地負担を強いられていることに変わりはありません。

普天間基地返還の兆しも 

普天間基地の危険性は、以前から日米両国でも認識されていて、移転の話が出てからもう何年にもなります。では、だれが沖縄に普天間基地そ置き続けさせているのでしょう。
だいぶ前ですが、毎日新聞にこのような記事が掲載されました。
普天間飛行場:米「代替なしで返還も」 日本に打診

 米側が代替施設の建設を米軍普天間飛行場返還の条件としない意向を日本政府に打診していたことが12日、明らかになった。日米特別行動委員会(SACO)最終報告に盛り込まれた代替施設建設合意の見直しを意味し、普天間問題が動き始める可能性が出てきた。米国防総省の進める米軍の変革・再編の一環として、米空軍のハブ(拠点)空港となっている同県内の嘉手納飛行場に基地機能を統合し、沖縄駐留海兵隊の一部や訓練場所をグアムやフィリピンに移す案が検討対象になる見通しだ。ただ、沖縄県内には名護市沖の代替施設建設の経済効果に期待する声も少なくないため、外務省は慎重に状況を見極める構えだ。

日米関係筋によると、昨年11月、沖縄県を訪問したラムズフェルド国防長官が市街地の真ん中にある普天間飛行場を上空から視察。国防長官は

「こんな所で事故が起きない方が不思議だ。代替施設の計画自体、もう死んでいる」
と指摘し、96年12月のSACO最終報告の見直しを国防総省に指示したという。国防長官の意向は昨年末、外務省と防衛庁にも非公式に伝えられた。
しかし、昨年12月26日、外務省の海老原紳北米局長は当時の小泉純一郎首相に「米軍の変革・再編は沖縄に関係しない」と説明した。
先月13日、海老原局長が国防総省を訪問した際にも、ロッドマン国防次官補が「普天間問題を何とかしたい。SACO合意の見直しを検討できないか」と提案。さらに今月3日夜、外務省の竹内行夫事務次官との「戦略対話」を終えたアーミテージ国務副長官が東京都内でひそかに石破茂防衛庁長官と会談し、「SACO最終報告の見直しを検討したい」と協議の開始を求めたという。
結局その後日本当局が火消しに動き、普天間の代替基地として辺野古を盛り込んだ物が作られた 。

◎ことば=SACO 95年9月、沖縄で起きた米海兵隊員による少女暴行事件で反基地感情が高まり、日米両国政府は在日米軍施設の整理・統合・縮小を協議する機関として同年11月、日米特別行動委員会(SACO)を設置。SACOは96年12月、普天間飛行場(約480ヘクタール)など6施設の全部と北部訓練場など5施設の一部の返還などを盛り込んだ最終報告をまとめた。
[毎日新聞2004年2月13日]


政権が何代変わっても、結局は普天間返還=県内移設という話が平然とされています。 そして宜野湾市民大会
県民投票で圧倒的に県内移設が反対
されたにもかかわらず、現在軟弱な地盤で完成が危ぶまれている辺野古に移設するための工事が強引に進められています。
予想ですが、とても約束の期限に完成して普天間からの移設は困難そうだというのにです。
民主主義が無視され続けているという点では、沖縄はまだまだ日本に返還されていないような気がします。住民の主張は、不公平な日米地位協定を他国と米国並みに正そうという意見すら、無視されつづけています。

私は青い透き通った珊瑚の海、亜熱帯の素晴らしい自然が残っている沖縄には、もう戦争のための過大な米軍基地はにあわないと考えています。
地上戦で、非戦闘員を含めて大勢の県民がなくなり、それでもこの島が、日本の背負う多くのリスクを引き受けなくてはいけないのでしょうか。
沖縄情報IMAは、このように考えています。

サイトをお持ちの皆様に


沖縄県内の基地地図

沖縄情報IMAは、このように考えています。
 青い透き通った珊瑚の海、亜熱帯の素晴らしい自然が残っている沖縄には、戦争のための過大な米軍基地はにあわない。沖縄も民主主義国家を標榜する日本の一つの県である。もう戦争のための過大な米軍基地は沖縄にいらない。と考えています。
地上戦で、非戦闘員を含めて大勢の県民がなくなり、それでもまだこの島が、日本の背負うリスクの多くを引き受けなくてはいけないのでしょうか。       

何かをやろうと考える時、WEBでできることは限界があります。
いうことで今回沖縄に基地はいらないという意思表示をするためのバナーを用意させていただきました。極力軽く作りましたので、もしご賛同いただけましたら皆様のサイトのトップページのすみっこに張っていただけますでしょうか。このページへのリンクをしていただけたらうれしいですが、リンク無しでも結構です。そして、皆様のお知りあいのサイトにもお話していただけませんでしょうか。 どのWEBサイトに行っても基地はいらないというバナーが張ってある。 これは1つのムーブメントとして充分に成り立つのでは、と考えています。

沖縄にこれ以上の基地はいらないバナー








バナーは各サイズ用意しました。ページに合うものをご利用ください。バナーの上でマウスを右クリックして画像の保存を選んでください。よろしくお願いいたします。

Copyright ©Okinawa information IMA All right reserved | Since Sep.12th.1999 | 更新: 2021-07-03