ひめゆり平和祈念資料館
Himeyuri Peace Memorial Museum

沖縄イメージ

戦争、教育、生命そして人間について考えさせられます

ひめゆり平和祈念資料館外観当時の女子学生達 沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校の女子学生が、第二次世界大戦終期の1945年3月23日、南風原の沖縄陸軍病院に配属されてひめゆり部隊と呼ばれ、勤労奉仕で看護、死体埋葬などの作業を手伝っていました。
同4月1日にはアメリカ軍が沖縄本島にも上陸。5月には南部にも戦線が迫り、彼女達は日本軍とともに陸軍病院を出て砲爆撃の続く中を本島南端部に向かいます。
6月18日に突然軍から解散命令がでて彼女たちは戦場の中に放置。
皆逃げ惑い、動員された教師・学徒240人中136人が亡くなるという悲惨な事実が有りました。
沖縄陸軍病院第三外科壕跡に建てられた平和を願うひめゆりの塔  これを後世に伝え、平和であることの大切さを訴えひめゆりの塔続けることと、亡くなった学友・教師の鎮魂のために、戦後早い時期に作られたひめゆりの塔のそばに作られたのがこの「ひめゆり平和祈念資料館」です。
館内には当時の様子を再現した壕、多くの人々が死んでいったリアルな様子も書かれている生徒達の手記など、戦争がどのようにして始まり、どのようなものなのかを後世に平和への祈りと共に伝えてくれています。
部隊にいて幸運にも生き残った方々が来館者にじかに話を聞かせてくださることもあり、彼女達の話は何よりも説得力があり当時の様子が目に浮かぶようでした。
残念ながら、生き証人の方々もご高齢になられてきたため、現在は証言ビデオでの視聴になっています。
交通 那覇空港から約14.5km(約35分)
駐車場 無料駐車場あり
利用料金 ひめゆり平和祈念資料館利用料
大人310円・高校生210円 小中学生110円
利用時間 9:00~17:30(入館は~17:00) 年中無休定休
住所・
問合せ先
沖縄県糸満市字伊原671-1
098-997-2100・2101
098-997-3844
関連情報1 オフィシャルサイト
関連情報2 沖縄平和祈念公園
関連情報3 沖縄海軍司令壕跡
関連情報4 嘉数高台公園

そして昨今

ひめゆりの塔と第三外科壕入口 報道管制された北朝鮮国内で、偏った教育を受けた子供達が首領様万歳とクローンのような作り笑顔で歌を歌ったりしている様子を報道で見るにつけ、戦前の報道統制された中で天皇陛下万歳と叫び、国のために死ぬ事を愛国心と思い込むような皇国史観を徹底させた教育がだぶって見えてしまうのは私だけでしょうか。
 時代は変わり平和といわれている現在、教科書では検定により第二次世界大戦における日本の責任を軽視するような方向性が感じられ、平和憲法を改正、その中に国を愛する心という当然の事を明文化し、報道の自由も限定的ながら規制するという方向性が見られるような気がします。
戦争とはどのようなものなのか、私達に何をもたらすものなのか。 軍靴の足音が遠くのほうから近づいてきそうな今の世の中、戦争を知らない多くの世代の方々に、是非時間を取って立ち寄ってほしい施設です。

(もしあなたがこの文を読んで「おいおい共産主義者かよ。」「やっぱ沖縄県民って愛国心が足らないなー」なんて考えたなら、きっと軍国主義はあなたの足元にまで来ていると言う事でしょう。)
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※このページはひめゆり平和祈念資料館さんの市販されている資料、そしてその中の写真を了承を得て参照、転載させていただいている部分があります。
Copyright ©Okinawa information IMA All right reserved | Since Sep.12th.1999 | 更新: 2017-06-09