沖縄観光・沖縄情報IMAメルマガ・127

沖┃縄┃情┃報┃I┃M┃A┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛        Vol.127 2004.02.20
          
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             今回のお題目

■米軍普天間基地が返還?
■那覇与儀公園の桜2004
■南部の奥武島
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■米軍普天間基地が返還?

先日、ボーダーインクさんのサイトを見たら、新城さんがこんな記事を発
見してサイトに載せていらっしゃいました。
ん?で、私も毎日新聞さんのサイトで確認。有りました有りました。
  これはワジワジーする。ということで、皆さんはどうお考えか、ご意見
が聞きたくてページもつくりました。 その内容とは…

普天間飛行場:米「代替なしで返還も」 日本に打診

 米側が代替施設の建設を米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)返還の条
件としない意向を日本政府に打診していたことが12日、明らかになった。
日米特別行動委員会(SACO)最終報告に盛り込まれた代替施設建設合
意の見直しを意味し、普天間問題が動き始める可能性が出てきた。米国防
総省の進める米軍の変革・再編の一環として、米空軍のハブ(拠点)空港
となっている同県内の嘉手納飛行場に基地機能を統合し、沖縄駐留海兵隊
の一部や訓練場所をグアムやフィリピンに移す案が検討対象になる見通し
だ。ただ、沖縄県内には名護市沖の代替施設建設の経済効果に期待する声
も少なくないため、外務省は慎重に状況を見極める構えだ。

 日米関係筋によると、昨年11月、沖縄県を訪問したラムズフェルド国
防長官が市街地の真ん中にある普天間飛行場を上空から視察。国防長官は
「こんな所で事故が起きない方が不思議だ。代替施設の計画自体、もう死
んでいる」と指摘し、96年12月のSACO最終報告の見直しを国防総
省に指示したという。
国防長官の意向は昨年末、外務省と防衛庁にも非公式に伝えられた。
しかし、昨年12月26日、外務省の海老原紳北米局長は小泉純一郎首相
に「米軍の変革・再編は沖縄に関係しない」と説明した。

 先月13日、海老原局長が国防総省を訪問した際にも、ロッドマン国防
次官補が「普天間問題を何とかしたい。SACO合意の見直しを検討でき
ないか」と提案。さらに今月3日夜、外務省の竹内行夫事務次官との「戦
略対話」を終えたアーミテージ国務副長官が東京都内でひそかに石破茂防
衛庁長官と会談し、「SACO最終報告の見直しを検討したい」と協議の
開始を求めたという。
毎日新聞2月13日 ( 2004-02-13-03:00 )
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市街地の真中の基地がなくならないのはアメリカの責任ではなく、日本が
画策してたんだ…
太平洋戦争のときも、アメリカ軍ではなく日本兵に殺された県民も多いら
しい。経済効果に期待する声???私には基地はいらないという声しか聞
こえてこないのは何でかー???
基地のない平和な沖縄…これが基地利権にぶら下がる人以外の県民の総意
なのでは???
と思ったら、早速他の報道機関から次のような否定的と思われる記事が発
表されました。
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沖縄タイムスさん、琉球新報さんより記事抜粋

 米国の打診について、福田康夫官房長官ら政府関係者は一様に否定した
中、稲嶺恵一知事は「一喜一憂することなく、基本的な考え方を進めてい
きたい」と述べ、SACO合意に沿って進めていく考えを強調した。

 一方、国や県の関係者には、米側の検討を当然と受け止める声もある。
  県幹部は「打診があったと考えるのが自然。米国防長官は沖縄の現実を
直視したのだと思う。米国政府の方が打てば響く」と漏らす一方、「打診
程度では政府は明らかにしないし、県も政府が否定している以上、評価す
るわけにはいかない」と複雑な表情を浮かべた。
  「日米トップが合意して七年。それでも依然として『普天間』が残って
いるという事実をどう考えるか」。政府関係者は県の同意を得て進めた代
替施設建設が、一向にはかどらないことに米側の不満があるとみる。 
嘉手納基地への統合についても「『普天間』の機能がそのまま『嘉手納』
に移るわけではないだろう」として、規模を削減した上での統合に期待感
をにじませる。

「米側から打診ない」山中防衛施設庁長官
  米軍普天間飛行場について、米側が代替施設建設を前提にしない返還を
日本政府に打診したとの報道について、山中昭栄防衛施設庁長官は十三日
の記者会見で「米側からそういう打診はない」と否定した。
  同長官は「地元名護市長や県知事の苦渋の決断で今の方向性が定まって
いる。その方向性に沿って着実に移設返還が実現するために努力していく」
と述べ、名護市辺野古沖への移設方針に変わりがないことを強調した。

 【東京】米軍普天間飛行場の返還問題で米側が代替施設なしの返還を日
本側に打診したとの一部報道について、仲村正治、西銘順志郎、西銘恒三
郎の自民党国会議員3氏は13日、「外務省と防衛庁から事実無根だと確
認した」と発表した。

 3氏は同日、仲村氏の事務所に外務省日米地位協定室長と防衛庁防衛政
策課長ら担当幹部を呼び、事実関係をただした。3氏によると、両省庁は
「米側から(代替施設建設を定めた)SACO(日米特別行動委員会)最
終報告を早めに実行してほしいと絶えず言われており、代替施設なしの返
還を持ちかけられた事実はまったくない。SACO見直しへの言及もまっ
たくない」と説明した。

 一方、稲嶺恵一知事は「その時、その時の話で一喜一憂しない。
仮定の話で応じていると基本的な問題がめちゃくちゃになってしまう」と
静観の構え。宮城篤実嘉手納町長も「政府の公式見解ではなく一喜一憂し
ない。嘉手納統合案には町民大会で反対し議会も反対決議で意思を明確に
しており、(反対の姿勢は)変わらない」と冷静だ。
  これに対し、岸本建男名護市長は「事実であれば喜ばしい。当初から県
外移設がベストと述べてきた。北部振興策は普天間移設とリンクしない。
北部から必要な振興策を要求し、国も応えてくれると思う」と話した。
  普天間飛行場の5年以内返還を求める伊波洋一宜野湾市長は「基地負担
の軽減につながる動きであり、市が取り組む方向に大きくドアを開ける」
と受け止めている。
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火の無い所に煙は立たないの格言通り、毎日新聞の報道をいくら当局が否
定したとしても事実無根とは考えにくい事です。
まあ、成り行きから行って、日本の当局者は絶対にそうだとは言うわけが
無いし、お友達のアメリカにしても、この件で日本当局と違う事を言うわ
けはない状況だと言う事は、ちょっと考えたら解るので、どう否定しよう
と驚きはしません。
しかし、本来県民の意思を尊重して進めるべき問題を国単位のしがらみや、
一部行政、そして一部の利権の確保のために、事実を隠蔽、否定していく
ことは、沖縄に住むものとして許せないと言う感情を持つ人々も少なから
ずいるのではないでしょうか。
http://www.okinawainfo.net/futenma.htm

この件に関して、皆さんのご意見をいただけたらと思います。
と言う事で、専用の掲示板を用意させていただきました。
普天間基地用BBS
http://www.ryukyu-tech.co.jp/~okinawainfo/ast/ast.cgi

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■那覇与儀公園の桜2004

那覇で桜と言ったらやっぱりここ。
今年はあまり1月の気温が冷え込まなかったので、桜前線の南下は例年と
比べて遅れ気味。この日は2月16日でしたが、まだまだ満開にはなって
いなくて、木によって違いは有るものの全体でみたら6部から7部咲きか
なー。
でも、なかなかあでやかに咲き誇っていて、月曜日と言っても結構な人手。
勿論他県のお花見みたいにいっぱいって言う事はありませんが、高級カメ
ラを持って作品を物にしようというおばさんや、気功をやる集団、幼稚園
児たちが先生に連れられて遊んでいたり、絵を書いていたり。
雨が少ないので、カーブ川には底の方にしか水が流れていなかったのがち
ょっとだけ寂しかったです。

例のとおり、コスモスも色とりどりに咲いていましたが、川に沿った緑地
帯にはあやめらしい花も綺麗に咲いていて、沖縄ならではの派手な色の対
比をみせ、私も銀塩のカメラを持ってきたらいい写真が撮れたかも、なん
て、ちょっと後悔。来年は写真撮りにきたいなー。

http://www.okinawainfo.net/yogisakura.htm

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■南部の奥武島

南部の道を佐敷方面から海岸線沿いを走っていくと、知念、斎場御嶽と通
り、新原ビーチも過ぎたあたりに海の中に小さな島が見えてきます。
短めの橋でつながっていて、気軽に行くことのできるこの島が奥武島。
  関東で言ったら、ちょっと小さ目の江ノ島と言う感じで、島の中を一周
できる道路も走り、なぜか立派な住宅も点在しています。

 橋の突き当りには、食事の出来るお店の看板があちこちに目立っていて、
特に一番橋から近い「みなと」というレストランの1階にあるてんぷら屋
さんは、隠れた行列のできるお店。
1個40円という価格もさることながら、味も上等!と言うわけで、那覇
市あたりからも、ドライブがてら買いに来るお客さんが並んでいるようで
す。
レストランにも行ってみましたが、メニューを見ると100円ソバから、
各種定食まで。お勧め定食も海の側ならではの魚中心で、お刺身、から揚
げともにおいしいくいただけました。
ここの他にも、皆さんの評判の良い「奥武島海産物食堂」もあります。
すぐ側が港で、大きな貝殻を売っているお店とかもあり、グラスボートも
出ています。(大人1500円)
一周する道路を右回りに走ってみましたが、海辺は足を水につけて貝など
を探している人や、砂浜に陣取ってのんびりしている人たちなど、和やか
な風景です。
その先には海側にマリンビレッジと言ういかにも古びた看板が…興味を持
って入ってみると、大き目の以前施設として使われていたらしい建物の廃
墟がありました。
以前はきっとにぎやかな所だったのでしょう。
(夏草や…つわものどもが夢の跡…?)
でも、このあたりには何人もの人が遊んでいてそれなりに賑やか?です。
そこの海岸には複数のダイビングショップのスクールらしきグループが、
スキューバの練習に来ていました。 このポイントについて聞いてみたと
ころ、本島との間にはさまれたここは天候に左右されにくいらしく、その
上、エントリーしてからポイントまでの距離がとても近いらしいです。
と言う事は、少し行けば、深くなっていると言う事ですから、泳ぎに自信
が無い人には向きませんが、ちょっとスキンダイビングにでも…と言う時
には良いかも知れません。
慶良間ほどの透明度はありませんが、そこそこお魚たちと遊ぶ事もできる
そうです。

と言う事で、もうこの小さな島は一周終わり。
ただ走ったら何分もかからないと思いますが、島内には拝所などもあり、
時間をかけて歩いたら、いろいろ興味深い発見も有るかも知れませんね。

http://www.okinawainfo.net/oozima.htm

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編集後記
  今回は冒頭にちょっぴり政治的な話題を振っちゃいました(^^ゞ
色々ご意見は有ると思いますが、ご容赦のほど。
ここのところ、気温も安定して今日は24度まで上がりました。
空を見上げると真っ青!こんな時は、沖縄に住んでて良かったなーと改め
て感じます。

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発行責任者:ナイチャー小林 sai@nirai.ne.jp メール歓迎!
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