沖縄観光・沖縄情報IMAメルマガ・143

沖┃縄┃情┃報┃I┃M┃A┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛        Vol.143 2006.11.10
          
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■辺戸岬祖国復帰闘争碑について
■本島北部周辺
■最近読んだマンガ本
■最近アップしたページから
■沖縄情報IMAからリンクしている商用サイト
■短い編集後記

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■辺戸岬祖国復帰闘争碑について 

 祖国復帰闘争碑
  全国のそして世界の友人に贈る。
吹き渡る風の音に耳を傾けよ。権力に抗し復帰をなしとげた大衆の乾杯だ。
打ち寄せる波濤の響きを聞け。戦争を拒み平和と人間開放を闘う大衆の叫
びだ。
鉄の暴風やみ平和のおとずれを信じた沖縄県民は、米軍占領に引き続き、
一九五二年四月二十八日サンフランシスコ「平和」条約第三条により、屈
辱的な米国支配の鉄鎖に繋がれた。
米国の支配は傲慢で県民の自由と人権を蹂躙した。
祖国日本は海の彼方に遠く、沖縄県民の声はむなしく消えた。われわれの
闘いは蟷螂の斧に擬せられた。
しかし独立と平和を闘う世界の人々との連帯あることを信じ、全国民に呼
びかけて、全世界の人々に訴えた。
見よ、平和にたたずまう宜名真の里から、二十七度線を断つ小舟は船出し、
舷々相寄り勝利を誓う大海上大会に発展したのだ。
今踏まれている土こそ、辺土区民の真心によって成る沖天の大焚き火の大
地なのだ。

一九七二年五月十五日、沖縄の祖国復帰は実現した。
しかし県民の平和の願いは叶えられず、日米国家権力の恣意のまま軍事強
化に逆用された。
しかるが故にこの碑は、喜びを表明するためにあるのではなく、まして勝
利を記念するためにあるのでもない。
闘いを振り返り、大衆を信じ合い、自らの力を確かめ合い、決意を新たに
し合うためにこそあり、人類が永遠に生存し、生きとし生けるものが自然
の摂理のもとに生きながらえ得るために警鐘を鳴らさんとしてある。

このような内容が書かれている碑が、本島最北端辺戸岬に建てられていま
す。私が特に共感できるのは、最後の7行。復帰当時に作られたこの碑に
は、まさに今の状況をそのまま反映しているでは有りませんか。
先日北部を一回りしてみて一番心に残ったのは、美しい自然でも、共同売
店でもなく、この言葉でした。
沖縄ではもうすぐに知事選挙があります。
有権者諸君に、この警鐘の音が聞こえてくれますように。

http://www.okinawainfo.net/hedo.html

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■本島北部周辺

 書きながら、なんて陳腐なタイトルだと苦笑しながら書いていますが、
とりあえずご容赦を。

 さて、やんばると呼ばれる本島北部は、まだまだ未開の部分も多く、行
って見るとそれなりに新しい興味を引くことが見つかります。
今回は、金剛石林山、今帰仁の大井川河口、などとその周辺を少しだけ歩
いてみたのですが、とても気になった事がありました。
  かなり古い時代と思われる、明らかに人為的にできた石積みです。
通説では猪垣であったと言われていますが、特に石林山周辺には守るべき
畑がどう考えても周辺に見当たりません。カルストの岩だらけの場所のす
ぐ近くに、石垣や、丸く石垣で囲まれたストーンサークルのような場所な
どが点在します。
かなり離れた位置の畑を守ると言っても、何で石だらけのしかも傾斜の強
い場所に石垣を作る必要があったのでしょうか。

そして、大井川河口付近の西岸には、大きな崖状に切り立った石灰岩の中
腹にできた大きなくぼみの手前に、それを半分ふさぐような形の石積みが
見られます。なんでそこに行く事自体がロープでもない限り不可能そう見
える場所に、そんな石積みを作る必要があったのでしょう。

数百年位前に野国總管さつま芋の栽培を沖縄に伝え、作り始めた頃に大宜
味村あたりでも畑に猪の侵入を防ぐためにかなりの長さの石垣を、山と畑
の間に作ったと言う話は伝わっているようですが、今回目にしたものは、
これとは異質の匂いがしました。
特にカルストの切り立った高度の高い山に、当時の沖縄の人々が大規模な
畑をわざわざ開墾したとは考えにくいと思います。

このあたりのことに関して調べてみようと、名護博物館に寄ってみました
が、残念ながら関連資料が見つかりません。
これから少し気長に調べてみたい、と素人考古学者は思うのでした。

この件の一部として、近日中に金剛石林山のページをアップする予定です。

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■最近読んだマンガ本

 本来沖縄に関連しない事なので、ブログにでもアップしたらよいのかも
しれませんが…ついでに。

吾妻ひでお、と聞いて、ピンとくる方は、かなり以前からの漫画おたく、
いや失礼、漫画マニアだと思います。
最近の業界は良くわかりませんが、以前はかなり変わった方々が多くて、
漫画自体よりも彼ら作家の話を知るほうが面白い世界でした。
漫画を描かないで原稿が間に合う事が少なく、すぐに落とす有名漫画家、
江口ひさし氏。一発だけ当てて、後はどうなっているかわからない鴨川つ
ばめ氏、最近漫画は読んだことが無いけど有名人になってテレビでもたま
に拝見するいしかわじゅん氏。大きな勘違いをしてテレビにも出て、一人
称を”わし”と言う事にこだわらないと虚勢をはれない???氏。
最近では、かすっても著作権にこだわるお金儲けの上手い(漫画のデッサ
ンは怪しいけど)???氏。などなど。
小説家も面白そうですが、漫画家はもう一味違う方々も多そうです。
(暴言多謝)
その中で有る意味カリスマ的な存在感がある吾妻ひでおさんは、一時期大
分前になりますが、色んな漫画を雑誌に載せていて、一部熱狂的なファン
に支持されていました。

しばらく、といっても大分見ないな〜、どうしてるんだろう、とちょっと
思っていましたが、本屋に行くと失踪日記(全部実話です)が入り口近く
に平積みされているでは有りませんか。
それも帯風に刷ったデザインで、日本漫画家協会大賞、手塚治虫文化賞、
文化庁メディア芸術大賞受賞と書かれています。
懐かしくって、思わず買ってしまいました。
内容は、はっきり言って面白かったです。
面白いものを読んで見たいときには、おすすめします。

(もし、僕の事を思い出したら、アルジャノンにも花束をあげてください…)

■最近アップしたページから

辺戸岬とヤンバルクイナ展望台
http://www.okinawainfo.net/hedo.html

http://www.okinawainfo.net/kuina.html

宮古島情報
現在三十数ページアップしております。もう少しで一息つけそうですが、
あと順次数ページをアップする予定でいます。
宮古に興味のある方は、ご一覧くださいね。
http://www.okinawainfo.net/miyako/index.html

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■沖縄情報IMAからリンクしている商用サイトさん。

沖縄情報IMAからリンクしている商用サイトさんのご案内です。
どこも、良心的営業をしていただけると言う約束で掲載させていただいて
おりますので、安心してご利用いただけるかと思います。

・沖縄ツアーランドさんのサイト。沖縄ツアーの検索ができます。
最近ホテル予約、レンタカー予約も始めました。
http://www.okitour.net/
http://hotel.okitour.net/
http://www.okitour.net/option/Rentacar.asp

・沖縄アイランドクルーさん
瀬底と水納島両方で遊んでしまおうという、クルーザー利用の企画をやっ
ています。本島北部できれいな海で遊ぼうと考えたら、このてもありかも
しれませんね。
http://www.oi-crew.com/

・スカイレンタカーさん
格安のレンタカー。最近は宮古、八重山にも営業所があります。
http://www.x-okinawa.com/

・国際通りのホテルさん
オーガストイン久茂地さんは、国際通りに面していてツーリストとのタイ
アップもせず、独自のサービスで頑張っています。
http://www.aug-inn.com/
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■RSSによる更新情報発信
RSS1
http://www.okinawainfo.net/rss10.xml

RSS2
http://www.okinawainfo.net/rss20.xml

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■編集後記
  気がついたら明日から年末のお休み。やり残した事がいっぱいあるよう
な年の瀬です。自宅にもノートパソコンはあるのですが、ネット環境がい
まいちなんで、できることはこっちで済ませないと倍時間がかかる事にな
りかねません。

12月に入ってGOOGLEが大きな変動を初めて、対策に苦慮していま
したが、やっと有る程度の落ち着きを見せ始めたようです。
この世界一と言われる検索エンジンの最大のアルゴリズムの欠点は、同じ
ドメインからの複数のページからのリンクを評価してしまう点にあるので
はないでしょうか。例えば大手新聞社サイトに有料リンクを申し込み、多
数のページからリンクしてもらうと言うのが、今の時点での一番簡単かつ
効果的なSEOテクニックになってしまっています。
それと、人力によるディレクトリタイプの検索エンジンの評価を過大に加
点している事。自らロボットタイプの力を否定しているようなものでは?
これからの変化を期待しています。

なんて色々書きましたが、本年中は色々お世話になりました。
来る2007年も、沖縄情報IMAをよろしくお願いいたします。

管理人:ナイチャー小林


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