
又、北部の古宇利島には、アダムとイブの伝承に似た言伝えも残っていて、非常に興味深いものがあります。
そのほかにも事実かは疑問ですが、実際の確認されている王朝以前に、アマミクの子孫である天帝という王族が、何代か続いて沖縄を統治していたような記述のある歴史書も残っています。
私の知っている限りでは、沖縄が他の国の歴史に登場したのが西暦610年、隋の役人が探検に来て帰国後に報告したのが最初です。 「流求人は勇敢であり、戦いに負けると和を乞い、戦死した仲間は収容して生き残ったものでその肉を食べる。」と言うような内容でした。 その事を、遣隋使が聞いて大和朝廷に報告したのが日本に伝わった最初の沖縄に関する情報です。
そんなわけで最初に朝廷に届いた内容は、「流求は食人国」であると言うようなものでした。 ここで言われている流求という国名が現在の沖縄を指すものか、それ以外の地域を指すものかにも諸説があり、確定的ではありません。
※どちらにしても誤解しないでほしいのは、死んだ者を食べると、その人は食べた人の中で永遠に行きつづけると言う信仰は世界各地で見られ、古代中国、台湾でも有った習慣です。 ですから、単純に食人が野蛮な行為だったと言う事ではないので、念のために誤解の無き様。