大石林山
Daisekirinzan

沖縄イメージ

聖地安須杜(アシムイ)の周りの自然公園

 大石林山は、本島北端のカルスト奇岩が見られる観光施設です。 この地域は、平成28年9月15日、やんばる国立公園指定に伴いこの地域も編入されました。 辺戸岬の近くの山にはいくつもの御嶽が点在し、安須杜(アシムイ)を中心に神聖な場所とされています。
大石林山このあたりの大地は約2億年前の石灰岩でできていて、それが長い間に侵食された熱帯カルストと呼ばれるとても珍しいもの。 その石灰岩が地表に出てきて尖って露出しているものをピナクルといいますが、それが集中して見られるエリアがこの大石林山です。以前は金剛石林山と言う名前でした。 送迎バスと精気小屋
 入り口に着くと駐車場が用意され、何台かのバスが待機していて、そこから石林山の真ん中あたりにある精気小屋というコースの中心あたりにある休憩所兼お土産やさんの前まで運んでくれます。 そこで係員の方がコースについての説明をしてくれて後は自由行動。 コースに関しては、ループ状にバリアフリーコースができていて、その中にいくつかある休憩所の付近から、コースが枝分かれしています。大石林山コース見取図 奇岩・美ら海パノラマコース(1,200m / 約60分)、やんばる森林コース(1,000m / 約30分)。バリアフリーエリア(600m)はほとんど平坦で、板で足元も整備され、気軽に回る事ができます。 他はごく普通の整備された山道になっているので、ちょっとだけ足元に注意が必要。でも、お年よりも用意してある貸出し用の杖を使って回れるくらいではあります。
大石林山悟空岩 まずは悟空岩に向かってみるとにしました。 大きな岩が重なるように密集した小山。なかなか見ごたえがあります。 それはそれとして、観光施設で見所につけられている名前は、なんで?と思う様なものが少なくありません。ここも孫悟空とは余り関係なさそうで、 ネーミングがちょっと残念?ここまでは休憩所から数分で来る事ができました。
交通 那覇空港から約124km 高速利用で約150分
駐車場 有り・無料
営業時間 定休日 年中無休・9:30〜16:30(17:30閉園)
施設 売店・トイレなど完備
利用料金 大人(15歳以上)1,200円・小人(4歳〜14歳)550円
シニア(65歳以上)900円
住所・
問合せ先
国頭郡国頭村宜名真1241 0980-41-8117
オフィシャルサイト
大石林山烏帽子岩大石林山鍋池周辺 次は烏帽子岩。さっきの悟空岩よりももっと切り立った穂先のような岩が林立し、その中央部には階段状に小さな石が積まれています。 これは何か祭祀に使う場所だったのかな? などと思いながら、何で烏帽子岩って言うんだろうと考えながら元に戻り少し進んでいくと、理由がすぐにわかりました。確かに横から見ると、烏帽子のような格好をしています。
この施設のポイントでも有る展望台まで向かいましたが、その道は今までのコースよりもきつめ。でも、山の上に向かって頑張って登ると、 急に視界が開けて、素晴らしい景色が眼下に広がっています。下の写真をクリックするとパノラマ写真をご覧いただけます。大石林山展望台からのパノラマ  汗もかいたので、ここで一休み。運動不足の私的には、ちょっときつめの運動でしたが、景色を眺めているうちに元気復活。
下りは楽で、すぐに精気小屋に戻れます。  そこからは、又バスで券買所に。御願ガジュマルと呼ばれる大きなガジュマルの木があるコースもあります。   ※歩いて帰ると、途中に猪垣と呼ばれている場所とか、これも明らかに祭祀の場所であるうと思われる石垣のある所が有りました。おまけにストーンサークルまでも… 大石林山に有る不思議な石組み  沖縄でも山深く高度もあり、切り立った岩が多くある場所です。こんな所に昔の港川人から続いた琉球の人が集落を作り畑を耕し、神に祈っていたと言う光景は、私の頭の中ではどうもミスマッチな気がします。 大昔にどんな人達が、ここで何をしていたのか。考えてみるだけで興味がわいてきました。これからも機会があったら、こんな事についてももう少し調べて見られたらと思います。

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