受水走水は、沖縄の稲作が始まった場所として伝えられています。
琉球国由来記に、ニライカナイ(ギライカナイ)といううみの彼方にあるユートピアからアマミキヨという神が稲の種を持って渡ってきて、この田にて稲作を始めた
と伝えられています。
伝説による別説として、稲穂を加えた鶴が暴風にあって新原のカラウカハという場所に落ちて死んでしまい、その稲は元気に芽を出して育ち、
これをアマミツ(アマミキヨ)がこの受水走水の水田に移植して米が実るようになった。というような話もあります。
現在でもこの地は東御廻いの拝所のひとつに上げられている霊域で、旧正月には親田御願という田植えの行事が行われているそうです。
(以上南城市教育委員会の説明をを参考にしています)
南部の新原集落の中を走る道を進むと、隣の百名ビーチ沿いに出ます。 海側が田圃の細い道を進んでいくと、左手に受水走水の看板があるので、そこを山川に入っていけばすぐに目的の田圃に出ます。
以前行ったときには整備もされず、ここが?という感じでしたが、現在はそれなりに整備されているので、間違うことは無いはず。
言ってしまえば、ただ小さな田圃が山の湧き水の側にぽつんとあるだけなので、何も知らずに見に行っても面白くない場所かもしれませんが、少しだけ沖縄の文化、伝承などに興味のある方にとっては、必見の場所かと思います。
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2013年3月11日