79号の名蔵アンバルの少し手前の道路沿いにみね屋工房はあります。
俗に言われるみんさー織は、「いつの世までも…」の文様で有名になり、バックや帯、小物などに加工されて沖縄各地で販売されておりますが、ここの商品はあまり見かけません。
大型の建物に入ると、広々したフロアーにたくさんの種類の商品が並べられていて、見るのに少し時間がかかるくらいでした。
主に扱っている布は、八重山上布とみんさーー織り。
八重山上布は苧麻の繊維を原料にして織られていて、琉球王朝時代、人頭税の御用布として琉球王府の監視のもと、その精巧な織物が完成したといわれています。
花織みんさーと呼ばれるみんさー織りは、ここの主宰・高嶺幸子さんが花織りの技法で織るみんさーをそう名づけたそうです。
花織とは模様を畝織にして立体感を出した織り方のこと。
手頃な小物から上布の呉服用のものまであり、何かお土産をと考えて探しましたが、石垣の海の色を表現したという60センチくらいの幅の綺麗な花織みんさーを職場に飾ろうと購入しました。
お値段は5000円。そのままだと汚れてしまいそうなので、シンプルな額に入れて職場の壁にかけて、時折眺めて美しいグラデーションの海を思い出したりしています。