集落の中央あたりに広い広場があり、その突き当たりにあるのが世持御嶽です。
沖縄でも、離島では昔からの信仰、文化が根強く残っている所が多く
1914年から38年の間は、この場所に竹富村の村役場がありましたが、その後火の神と農耕の神を祭ったものが世持御嶽です。
竹富島で一番大きく有名な行事で、五穀豊穣と島民の健康繁栄を祈願する国の重要無形文化財、種取祭は、ここから島全体に広がっていきます。
この島では戦後移住してくる人達がいたために、一時は2千人以上の人が住んでいました。そのために昔からの森は少なからず切り開かれてしまったのですが、この周辺は昔ながらの森がよく保存されています。