中に入ると薄暗いけどおしゃれなスペースに大型のスクリーンがあり、八重山の美しい海が映し出されています。
手前の壁面に沿って何台かのコンピューターが余裕を持ったスペースに並べられていて、椅子にかけて操作できるようになっていました。入場すると、このPCが自由に使えます。
で、それだけです。
石垣市経済振興公社さんが運営に当たっているようですが、この日はお昼頃の時間にかかわらず、私がいる間は誰も入場してきませんでした。
この事業はここを拠点としてWEB上での総合情報サイト、販売サイトを展開するものらしく、新しくサイトも出来かけています。
島時間 (八重山情報サイト)
やいまーる (コミュニティーサイト)
八重山市場 (特産品販売サイト)
綺麗に出来たサイトですが、個人がお金をかけないで作った八重山関連の情報サイトよりも内容面で今一歩の感じ。このまま閲覧者の投稿がなかったら、寂しい状態が続くでしょう。
八重山毎日新聞によると、この事業の収入源の柱となるのは入館料だそうで、1年間で3000万円を見込んでいるらしいですが、これを達成するには一日当たり270人強の入場が不可欠という事になります。
しかし現実は、一日あたりオープン当初から数十人くらいの入場で推移しているようで、今回の状況を見ると最近ではもっと少なそうな気配です。
まあ第三セクターですから近々に倒産する事もなさそうですが、これだけおしゃれな施設と多分業者に完全依頼したサイトを維持していくにはかなりの経費もかかりそう。
もしかしたら、このプロジェクトで大きな利益を上げた所があるのでしょうが、その分だけの努力もお願いしたい所です。大きな金額が国、地方の行政を通して支払われたといっても、それは結局皆が払っている税金なんですから…。
って苦言ばかりになってしまいましたが、施設としては300円でPC使い放題。ネットカフェを考えたら、結構割安ではあります。情報を欲しい時に利用するには、空港に設置されている100円のコインタイマーつきのものよりも落ち着けて良いかとも思います。船の待ち時間が長い時も快適な空間。
これからの展開を期待したいと思います。
暴言多謝
(2007年10月)
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