読谷やちむんの里

沖縄イメージ

沖縄の焼物は力強く暖かい


読谷に、やちむんの里と呼ばれる地域が有ります。 ちなみに「やちむん」とはウチナー口で陶器の事。
やちむんの里入口にあるガラス工房「虹」虹の展示商品  手前の駐車場に車を停めると、一番道の手前にあるのは現代の名工に選ばれた稲嶺誠吉さんの長男、盛一郎氏の琉球泡ガラスの虹工房。 やちむんではありませんが、誠吉さんの一見やちむんと見違えるような力のある作品と、沖縄の海の色を思い出すようなブルーのコップなどが陳列販売されています。

そこから上り坂を上って行くと、道の両側に窯元の工房が店舗もかねて間隔を置きながら並んでいます。やちむんの里案内図よみたんの里魚紋の陶器 気の向くままに一軒づつ見て回りましたが、入り口付近の工房では、人間国宝であった故・金城次郎氏の特徴のひとつである魚紋で飾り付けられたものが多く、比較的共通点の多い器が並んでいます。
これは金城次郎氏の弟子筋の方とか、血縁の方の工房が多いので、当然と言えば当然かも。よみたんのやちむんの里店頭の陶器1

お土産探しには持って来いかも


よみたんの里店頭の陶器2もっと進んでいくと道は下りになり、今までの工房とは異なった素朴な雰囲気の建物の北窯があります。 売店も商売っ気のあまりないもので、作品も釉薬をかけないものや、あらやちといわれる手法のもの力強い作品が、棚にならべられていました。 読谷のやちむんの里・登り窯里登り窯内部ここの共同登り窯は、迫力のあるもので、火が入れられたらさぞかし壮観だろうと思います。 ここで引き返し、道を戻って駐車場までがんばって歩いて来てから約一時間半。
もっと時間に余裕があれば、各工房で色々なお話でも伺いながら掘り出し物を探して歩くこともできそうです。
やちむんの里の歴史
1682年頃、琉球王朝の尚貞王は各地に点在した窯場を壺屋に集めて陶業の発展を図りました。 今まであった技術に加えて日本、中国各地の技術を吸収しながら焼き物の振興をはかります。 現在でも、那覇の壺屋には多くの焼き物やが軒を並べやちむん通りと呼ばれていますが、近年、那覇は住宅が密集し焼き物を焼くには環境的に無理が生じ、窯場の多くは読谷村の座喜味城跡の近くにあるやちむんの里の方に移ってきました。 沖縄陶芸界の重鎮、故・金城次郎氏が招致され「やちむんの里」構想に何人かの陶芸家達が共同登り窯をつくり、その後若手陶工も読谷山焼「北窯」として独立。現在は何軒のも工房が並び、各々売店、展示場など併設されて、この山間の里に来る人も増えています。
交通 那覇空港から約42.5km(約60分)
沖縄南ICより約14km. 約30分
駐車場 駐車場有り
営業時間 9:00~18:00
住所・問合せ先 沖縄県中頭郡読谷村座喜味2653-1
098-958-4468
関連ページ 壺屋やちむん通り
関連外部サイト 読谷村やちむんの全工房まとめ


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